宅建試験の学習範囲詳解:なにをどれだけ勉強するか。

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宅建試験範囲
宅地建物取引士の試験機関によると、試験範囲は
① 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
② 土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
③ 土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
④ 宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
⑤ 宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
⑥ 宅地及び建物の価格の評定に関すること。
⑦ 宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。
となっています。でも、これじゃ具体的に何をやっていいかわかりませんよね。
今回は試験内容の詳細を解説します。

 

宅建試験の内容

試験の出題範囲はおおまかに分けて
民法等 14問
宅建業法 20問
法令上の制限 8問
その他関連知識 8問
で計50問になります。4肢から正答ひとつを選択する、マークシート方式です。
※免除科目については今回は触れません。

 

民法等(14問)

民法と、不動産登記法・借地借家法・区分所有法から出題されます。
民法は1044条からなる一般法で、とても条文が多くすべてを学習するのはほぼ不可能です。
ただ、当たり前ですが過去問を繰り返し解いていくと「よく出る範囲」がわかってきますので
そこを重点的に学習することが重要となります。宅建(不動産の契約にかかわる仕事をする人)の試験ですから、
契約(請負・贈与・時効・相続)
制限行為能力者制度
意思表示
代理
債権・物権
賃貸借
不法行為
などが頻出となります。特別法と呼ばれる不動産登記法・借地借家法・区分所有法は、民法との横断で知識を深めていきます。どの法律も、民法がベースになっています。

不動産登記法は164条
借地借家法は60条
区分所有法は72条
から成りますが、すべての条文を覚える必要はもちろんありません。
過去問をあたって覚えるべき項目をしっかり押さえていきましょう。

 

宅建業法(20問)

50問のうち20問を占める宅建業法は、当たり前ですが資格取得後も重要となる法律です。
また、やればやっただけ得点につなげることが可能な科目なので特に学習時間をかけましょう。
最近は個数問題も増えていることから、正しい知識が大切となります。重要な法律ですから、周りも力を入れている科目になります。つまり、落とせない科目です。宅建業法は86の条文から成り立っています。

具体的な学習範囲として、
営業保証金
保証協会
広告
事務所
3大書面(媒介・代理・売買
重要事項・売買書面(35・37条書面)
8種規制(宅建業者が売主になるときの規制)
報酬
ペナルティ
があります。

これらは、宅建業者として実務にあたるときに「宅建業者は、消費者を保護する義務がある」という観点を大事に学習していきましょう。
何も知らない消費者を、無知につけ込んで利益を享受するようなことはあってはならない、という視点が大事です。

 

法令上の制限(8問)

民法・宅建業法と法律の名称がきて、「法令上の制限」と言われてもよくわかりませんよね。
この科目では主に、都市計画法と建築基準法から出題されます。8問の出題です。管理人もそうでしたが、苦手な人が多い科目だと思います。
なぜなら問題を解いていても、テキストを読んでも「想像しづらい」のです。
なかなか理解ができない。その上覚える数字が多いです。おおまかに言うと、日本の国土を開発していくための計画と、国民の安全を守るための建築物にかかる規制です。
建築基準法の第1条はこうなっています。

この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。

自分の家だけだから何をやってもいい訳ではない。周りにも影響があるんだから、ってことですね。

都市計画法は97条
建築基準法は107条
になっています。

 

その他関連知識(8問)

税金 2問
不動産鑑定基準
景表法
統計(土地・建物・不動産業) 1問
土地・建物 1問ずつ
出題数が少ないのに、範囲が広く手を広げすぎるのは得策ではありません。
過去問・テキストで頻出論点を押さえ、予想問題集でヤマをかける程度にとどめておいた方がよいでしょう。

 

まとめ

宅建試験の学習内容としては
まずは一般法である民法を学習し、宅建業者が遵守すべき重要な法律である宅建業法
そして取引に必要となる知識として、不動産登記法・借地借家法・区分所有法
さらに不動産業を営むにあたって大事な関連知識に広げていく・・・というイメージで
宅建士に最低限必要な知識が網羅されています。いま読んでもぜんぜんわからない!でも大丈夫です。過去問から進めていくうちにいつの間にか身についています。
勉強法のページをお読みいただき、わからないことがあったらお気軽にコメントorお問合せフォームからご質問くださいね。

 

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